目次
- 概要
- チャート
- 業績
- まとめ
概要
Outsetは、透析機である「Tablo」を提供することで透析のコストと複雑さを軽減する医療テクノロジー企業です。Tablo血液透析システムは、透析の運用を簡素化することに重要な技術的進歩を示しました。電源と水道水で機能する血液透析システムを提供しています。タブレットで操作でき、クラウドの電子カルテと連携します。いつでも、どこでも、誰でも透析を提供できるようにします。
透析治療を提供するための技術は過去30年間でほとんど変わっておらず、新技術やサービスモデルの革新がもっとも少ない分野の1つだそうです。1980年代とほぼ同じサービスを受けていることになります。
アメリカにおける末期の腎臓病患者数は2020年現在で810,000人いるそうで、今後10年で約30%増加する見込み(つまり1,000,000人に到達)だそうです。毎年8500万人の透析治療が行われており、年間透析治療費は740億ドルにも上るそうです。
「Tablo」によると1回あたりの治療コスト削減の見込みが300~500ドルのようで、1年以内に回収可能としています。
IPOしたのが2020年9月15日なので、市場で取得できるようになってから日が浅いです。
チャート

(画像元:Yahoo!finance)
業績


まとめ
透析は、糖尿病が悪化するなどして腎臓が機能しなくなる腎不全になった人に行う医療行為で、腎臓は血液の老廃物を除去したり、電解質を維持したりする作用があるが、それを人工的に行うのが透析だそうです。
血液透析では、血液を血管からからだの外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる透析器(人工膜)を介して余分な水分や老廃物を取り除き、必要な物質を補充して、きれいになった血液を再び体内に戻します。通院は週2~3回で、治療時間は1回あたり4〜5時間程度だそうです。少し調べただけでも、相当な負担だと思います。テクノロジーの力で、透析患者の負担が軽減されるのであれば、かなり社会的にも意義のある企業なのではないでしょうか。
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