もしテクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)を11年前から毎月積み立てたらどうなっていたのか(2020年8月末)

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)をETF設定時(11年前)から毎月積み立てたらどうなったのかを検証します。

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)は、テクノロジー・セレクト・セクター指数の300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指しています。

そのため、テクノロジー・セレクト・セクター指数が34%以上下落すれば、償還です。全額失います。また、デイリー3倍なので、2営業日以上で上昇・下落率は3倍では無くなります。ボラティリティが大きくなるほど又は投資期間が長期に渡れば渡るほど差も大きくなります。

レバレッジETFは、こういったリスクをはらんでいます。


組み入れ上位5銘柄(2020/6/30時点)
マイクロソフト 21.92%
アップル 21.11%
ビザ 4.63%
マスターカード 3.71%
インテル 3.60%

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)は、2010年に1:4の分割、2015年に1:4の分割をしています。配当も実施しています。

検証の前提

検証に際しては、当時の終値に当時の為替レートを乗じて計算しています。

分配金はドル建てで保有し続け、各月末の為替レートで換算し評価額に加えます。

きっかり1万円は取得できないので、1万円のうち余った分は翌月に繰越です。

手数料・税金等は全く無視しています。

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)の2020年8月31日の株価は1株374.91ドルです。

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)を10年前から毎月積立していたら、、、

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10年前から毎月積み立て開始していた場合、

積み立て1万/月×10年=120万が評価額2,000万(約17倍)

になりました。

コロナショックの影響で、一時落ち込み、積み立てTECLは2020年1月末の評価額1,400万だったのに、2020年3月末は評価額640万に56%も下落しています。

しかし、2020年3月末の評価額640万から2020年8月末2,043万まで短期間のうちに約3倍まで評価額が増えてきました。

この辺りがブル3倍ETFの怖いところだと思います。

テクノロジー株ブル3倍ETF(TECL)を11年前から毎月積立していたら、、、

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ETF設定時(11年前)から毎月積み立て開始していた場合、

積み立て1万/月×11年=140万が評価額3,600万(約26倍)

になりました。

こちらもコロナショックの影響が大きく、積み立てTECLは2020年1月末の評価額2,600万だったのに、2020年3月末は評価額1,100万に57%も下落しています。

一方、2020年3月末の評価額1,100万は、2020年8月末評価額3,600万まで約3倍まで評価額が増えてきました。

この先も激しい値動きになりそうです。

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