米国株の積立投資を始めて約1年近くになってきたので、自分なりに、米国株の積立投資をおすすめする理由を考えました。
結論としては、もっと昔からやっとけばなという感じです。
たらればを言ってもしょうがないですが。
おすすめする理由としては、
①日米の人口予測(成長性)
②現時点の世界における日本の位置
③これまでの株価指数でのパフォーマンス比較(過去実績)
です。
①人口予測
アメリカ人口予測(国連サイトより)

日本人口予測(国連サイトより)

アメリカと日本の人口予測を比べると、日本大丈夫かと心配になります。当然、人口が増えている国の方が成長力があります。
②世界での日本の立ち位置
MSCI ACWI:世界(50カ国)
MSCI ACWI インデックスは、MSCI の主力グローバル株式インデックスであり、23 の先進国市場と 27 の新興市場における大型株と中型株の完全な機会セットのパフォーマンスを表すように設計されています。2020 年 11 月の時点で、11 セクターの 3,000 を超える構成要素と、各市場の浮動株調整後時価総額の約 85% をカバーしています。このインデックスは、MSCI のグローバル インベスタブル マーケット インデックス (GIMI) 手法を使用して構築されています。この手法は、地域、時価総額、セクター、スタイル セグメント、および組み合わせ全体の条件を反映する変動を考慮に入れるように設計されています。MSCI ACWI:世界(50カ国)
MSCI World Index:先進国(23カ国)
MSCI Emerging Markets Index:新興国(27カ国)MSCI ACWI Index (COUNTRY WEIGHTS) MAY 31, 2021
United States 57.84%
Japan 6%
China 4.93%
2021年3月末時点で、日本のウェイトは6%
株への流入を考えると、世界的にはマイナーで気にされていないということではないでしょうか。
こう見ると、自分のポートフォリオも日本株は10%ぐらいで、残りは成長が見込まれるアメリカという選択肢が一番しっくりきます。
③日経平均・S&P500・NASDAQ指数で積立投資した場合の比較
これまでのトラックレコードということで、日米のベンチマークとなる3指数について、毎月1万円積立投資したとしたら、どれぐらいのパフォーマンスになっているのか、またどのくらい差が生じているのか、過去10年・20年・30年・40年で比較できるようにグラフにしました。
結果は想像つく通りだと思いますが、同じ月1万円の積立でも大きな差がついており、認識を明らかにするうえで有意義な検証になりました。また、月1万円積立の想定でも、長期で積み立てた場合ここまで行けるのかという再確認にもなりました。
3指数で積立投資10年の比較


10年前から毎月積み立てを開始していた場合、
NASDAQ 370万 (3.1倍)
S&P500 270万 (2.2倍)
Nikkei225 220万 (1.8倍)
になりました。
10年でも大きな差となっています。
3指数で積立投資20年の比較


20年前から毎月積み立てを開始していた場合、
NASDAQ 1200万 (5.0倍)
S&P500 720万 (3.0倍)
Nikkei225 530万 (2.2倍)
になりました。
20年だと差は拡大しています。
3指数で積立投資30年の比較


30年前から毎月積み立てを開始していた場合、
NASDAQ 2700万 (7.5倍)
S&P500 1500万 (4.1倍)
Nikkei225 720万 (2.0倍)
になりました。
3指数で積立投資40年の比較


40年前から毎月積み立てを開始していた場合、
NASDAQ 5800万 (12.1倍)
S&P500 2900万 ( 6.0倍)
Nikkei225 980万 ( 2.0倍)
になっています。
まとめ
過去の実績、現在の立ち位置、未来への期待として、米国株に投資する方が、合理的な選択と個人的には思っています。
以上が、おすすめする理由でした。
指数だけでも大きな違いになってますが、個別株を誰にも指図されず自分で自由にチョイスするのが楽しいポイントなので、このまま検証しながら、積立を続けたいと思っています。
kindle
Kindle書籍『米国株1000図鑑』

Kindle書籍『日本株400図鑑』

コメント