もし米国REITブル3倍ETF(DRN)を11年前から毎月積み立てたらどうなっていたのか(2020年8月末)

米国REITブル3倍ETF(DRN)をETF設定時(11年前)から毎月積み立てたらどうなったのかを検証します。

米国REITブル3倍ETF(DRN)は、MSCI米国REIT指数の300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指しています。

そのため、MSCI米国REIT指数が34%以上下落すれば、償還です。全額失います。また、デイリー3倍なので、2営業日以上で上昇・下落率は3倍では無くなります。ボラティリティが大きくなるほど又は投資期間が長期に渡れば渡るほど差も大きくなります。

レバレッジETFは、こういったリスクをはらんでいます。


組み入れ上位5銘柄(2020/6/30時点)
アメリカンタワー(AMT)携帯電話の基地局用施設 10.46%
クラウンキャッスルインターナショナル(CCI)無線通信タワー 6.35%
プロロジス(PLD)物流施設  6.29%
エクイニクス(EQIX) データセンター 5.48%
デジタルリアルティ(DLR)データセンター 3.41%

米国REITブル3倍ETF(DRN)は、2010年に1:4の分割、2013年に1:2の分割、2016年に1:4の分割をしています。配当も実施しています。

検証の前提

検証に際しては、当時の終値に当時の為替レートを乗じて計算しています。

分配金はドル建てで保有し続け、各月末の為替レートで換算し評価額に加えます。

きっかり1万円は取得できないので、1万円のうち余った分は翌月に繰越です。

手数料・税金等は全く無視しています。

米国REITブル3倍ETF(DRN)の2020年8月28日の株価は1株11.41ドルです。

米国REITブル3倍ETF(DRN)を10年前から毎月積立していたら、、、

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10年前から毎月積み立て開始していた場合、

積み立て1万/月×10年=120万が評価額130万(約1.1倍)

になりました。

REITは、コロナショックの影響がアメリカでも大きく、積み立てDRNは2020年1月末の評価額300万だったのに、2020年3月末は評価額100万に70%も下落しています。

この辺りがブル3倍ETFの怖いところだと思います。

米国REITブル3倍ETF(DRN)を11年前から毎月積立していたら、、、

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ETF設定時(11年前)から毎月積み立て開始していた場合、

積み立て1万/月×11年=130万が評価額180万(約1.5倍)

になりました。

こちらもコロナショックの影響が大きく、積み立てDRNは2020年1月末の評価額430万だったのに、2020年3月末は評価額130万に70%も下落しています。

一方、2020年3月末の評価額130万は、2020年8月末評価額180万まで35%上昇しています。

この先も激しい値動きになりそうです。

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