Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は、ベトナムのSky Mavis社が2018年3月にリリースした、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用したブロックチェーンゲームです。プレイヤーは「Axie(アクシー)」と呼ばれる可愛らしいモンスターを収集、育成、繁殖させ、他のプレイヤーやゲーム内の敵と戦わせることができます。
Axie Infinityの分かりやすいポイント
- Play to Earn (P2E) の先駆け: ゲームをプレイすることで暗号資産を獲得できる「Play to Earn」という概念を広く知らしめたゲームの一つです。特に、フィリピンなどの国では、Axie Infinityをプレイすることで生計を立てる人も現れ、社会現象となりました。
- Axie(アクシー)と呼ばれるNFT: ゲーム内の主要なキャラクターであるアクシーはNFTとして扱われ、それぞれが固有の能力や特性を持っています。プレイヤーはアクシーを売買したり、繁殖させて新しいアクシーを生み出したりすることができます。
- SLPとAXSという2種類の暗号資産:
- Smooth Love Potion (SLP): ゲーム内のバトルやクエストをクリアすることで獲得できるユーティリティトークンです。主にアクシーの繁殖に使用されますが、暗号資産取引所で売買することも可能です。
- Axie Infinity Shards (AXS): Axie Infinityのガバナンストークンであり、ゲームの運営に関わる投票などに使用されます。また、バトルアリーナでの上位入賞者などに報酬として配布されることがあります。AXSは一部の日本の暗号資産取引所でも取り扱われています。
- バトルシステム: 3体のアクシーでチームを組み、他のプレイヤーのチームとターン制のカードバトルを行います。アクシーの能力や戦略が勝敗を左右します。
- 繁殖システム: 2体のアクシーを掛け合わせることで、新しいアクシーを生み出すことができます。繁殖にはSLPとAXSが必要です。生まれたアクシーは、バトルで使用したり、マーケットプレイスで売却したりできます。
- ランド(土地): ゲーム内の仮想空間にはランドと呼ばれる土地が存在し、プレイヤーはこれを所有できます。ランドではゲーム内で使える素材が入手できたり、将来的には様々な機能が実装される予定です。
- スカラーシップ制度: 自分のアクシーを他のプレイヤー(スカラー)に貸し出し、そのプレイヤーが稼いだSLPを分け合う制度があります。これにより、初期投資なしでゲームを始めることができる場合があります。
Axie Infinityの始め方
- 暗号資産取引所で口座を開設し、イーサリアム(ETH)などの暗号資産を購入します。 Axie InfinityのNFTやAXS、SLPの取引は主にイーサリアムネットワーク上で行われるため、ETHが必要になります。
- MetaMaskなどの暗号資産ウォレットを用意し、購入したETHを送金します。
- Axie Infinityの公式サイトにアクセスし、MetaMaskウォレットを接続します。
- マーケットプレイスで3体のアクシーを購入します。 バトルに参加するためには、最低3体のアクシーが必要です。
- ゲームをダウンロードし、アクシーのチームを編成してプレイを開始します。
Axie Infinityの注意点とリスク
- 初期投資が必要: ゲームを始めるためには、アクシーを購入する必要があり、初期投資が発生します。アクシーの価格は市場の需給によって変動します。
- 価格変動リスク: ゲーム内トークンであるSLPやAXSの価格も市場の状況によって大きく変動する可能性があります。
- ゲームバランスの変動: ゲームのアップデートなどにより、アクシーの能力やゲームバランスが変更されることがあります。
- セキュリティリスク: 暗号資産やNFTを管理するウォレットのセキュリティには十分注意が必要です。
AxieInfinity(アクシーインフィニティ)
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Axie Infinityは、P2Eゲームの代表的なタイトルとして、多くのプレイヤーに楽しまれてきました。しかし、市場の変動やゲームのアップデートなど、常に変化する要素があるため、始める際には最新の情報を収集し、リスクを理解した上で判断することが重要です。