米国ETFであるQQQ(ナスダック100指数への連動をめざす米国籍のETF)を20年間毎月積み立てたらどうなったのかを検証したいと思い、Excelでシュミレーションしました。
NASDAQ100指数は、NASDAQに上場する時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です。
NASDAQ指数の現在の構成は、アップル・マイクロソフト・アマゾン・フェイスブック・アルファベット(グーグル)などの5銘柄で40%ぐらいを占めています。
Google、Apple、Facebook、Amazon。この4社をひっくるめて呼ばれる「GAFA」ですね。これらが主力です。
検証に際しては、当時の終値で計算することにします。
分配金はドル建てで保有し続け、各月末で為替換算します
すごく間違っている可能性も大いにありますが、ご容赦ください。
今回の検証ではQQQを1年前・3年前・5年前・10年前・20年前から毎月1万円取得したらという前提です。
きっかり1万円は取得できないので、1万円のうち余った分は翌月に繰越です。
手数料・税金等は全く無視しています。
それでは、
QQQを1年前から毎月積立していたら、、、


NASDAQ指数が好調なため、1年で+17.6%です。
積み立てがいがあります。
VOO(S&P500)が1年で+7.3%だったので、対VOOで+10.3%のアウトパフォームです。
QQQを3年前から毎月積立していたら、、、


3年で+44.1%、こちらも好調です。
VOO(S&P500)が3年で+15.0%だったので、対VOOで+29.1%のアウトパフォームです。
S&P500よりNASDAQ100に積み立てしていた方がよかったことになります。
QQQを5年前から毎月積立していたら、、、


5年で+72.9%、コロナショックでも取得価額を割り込むことなく推移しています。
VOO(S&P500)が5年で+30.6%だったので、対VOOで+42.3%のアウトパフォームです。
2倍が目に見えてきました。
QQQを10年前から毎月積立していたら、、、


10年で+218.2%、つまり取得額の約3倍です。
VOO(S&P500)が10年で+102.9%だったので、対VOOで+115.3%のアウトパフォームです。
NASDAQ100に積み立てしていればなと思います。
QQQは、設定日が1999/3/10なので、20年の時系列データがとれたため、20年も検証しようと思います。
QQQを20年前から毎月積立していたら、、、


20年の積み立て効果は凄まじいです。
20年積み立て続けるのは大変ですが、何も考えずNASDAQに突っ込み続ければこんな結果になっていたようです。
注意が必要なのは10年目ではマイナスだったことです。
10年目であきらめていたら、こうなっていません。
難しいです。
もしQQQを20年間毎月1万円積み立てたらどうなっていたのか
→
256万円の投資額が、1,290万円の評価額(約5倍)になりました。
1,290万円の評価額のうち、分配金(ドルで保有前提)を円換算したものが50万円程度です。
今度は、個別株やレバETFでも検証してみようと思います。
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